鎮魂の思い灯籠に
日航機事故遺族ら制作 藤岡市

520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故から8月で27年となるのを前に、遺族らでつくる「8・12連絡会」と藤岡市内の主婦らでつくる「ふじおか・おすたかふれあいの会」は28日、同市の藤岡公民館で犠牲者の冥福を祈るため灯籠を作った。遺族らは同市の高速ツアーバス事故の現場や、バス事故犠牲者の供養塔が建立された観音寺(同市岡之郷)を訪れ、交通機関の安全を願った。

灯籠作りは墜落事故の記憶を次世代に語り継ごうと毎年行われ、追悼慰霊式前日の8月11日夕、現場となった上野村の神流川に浮かべる。

連絡会事務局長の美谷島邦子さん(65)らはペンで「空の安全の原点は上野村から」と言葉をつづった。墜落事故で娘3人を亡くした田渕親吾さん(83)=兵庫県西宮市=は「初めて参加したが、心が休まる思い」と話した。

灯籠作りに先立ち、美谷島さんらは観音寺の供養塔に花を手向けたり、バス事故現場近くで黙とうした。美谷島さんは「遺族の苦しみが少しでも安らぐよう祈った。群馬県が安全の発信地になってほしい」と話した。
2012年7月29日(日) 上毛新聞様より



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